浅葉のブログ

役に立たないことを書きます

徳島のいいとこ探し

連休中盤は、東京から奥さんのご両親が来てくれたので、徳島をご案内。
生まれて、高校卒業まで育った場所とはいえ、最近知ることのほうが多いのです。そりゃそうだ、昔はチャリで動き回り、頭にはゲームとゲーセンのことしかなかったんだから。

「人を案内するために、自分の住んでいる土地のいいところを探す」ということをやっているうちに、だんだんと詳しくなっていく。最近はこの感覚がとても心地よいです。
今回は、鳴門の渦の道、大谷焼き、お遍路一番札所、祖谷、阿波十郎兵衛屋敷というコースを2日間で回りました。
渦の道に行った際には、大鳴門橋架橋記念館エディでNAKEDによるプロジェクションマッピングを観て、触れて楽しむことができたのですが、これが本当に面白かった。手で壁を触ると渦のエフェクトができたり、部屋全体が大渦に飲み込まれたり。観光資源を増やすのは、最近こういう方向性でもありなんですねえ。ないのなら、作ればいいという考え方、素敵です。徳島に住んでいる方も、是非体験してみてほしい。

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鳴門といえば、人気の飲食店であるびんび屋も外せません。普段も混んでいますが、ゴールデンウィークとなると駐車場の前に警察が出動するくらいの混雑。僕らが訪れた時は、運良く車を停めることができて、1時間くらい並んで食べることができました。一見、長蛇の列に見えても、この店は注文した料理が出てくるまでがとても早く、店も広いため、意外と待たなかったりするのです。この季節限定の、さわらの刺身が美味しかったです。

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大谷焼きは、普段使いに便利で、リーズナブルなものもたくさん。最近、我が家の食器は、ちょっとずつ大谷焼きになっていっています。最近は、紅茶を飲むためのカップを探しているのですが、この日は良いものに巡り会いませんでした。その分、奥さんは、箸置きや小皿を手に入れていました。

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一番札所の霊山寺は”りょうぜんじ”と読みます。美しく手入れされた庭は、一見の価値あり。何度か行ったことのある場所なのですが、今回は許可を得て、本堂の中を撮影させてもらいました。おみくじを引いたのですが、大吉は出ませんでした。今年は、大吉が出るまでいろいろなところに行こうと思います。

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祖谷に向かった日は小雨が降っていて、あまり人もいないだろうと予想していたのですが、駐車場の手前から数キロに渡る渋滞となり、到着時間が大幅に遅れました。1本道で、引き返しにくい構造になっており、そのうえ駐車場の収容台数がそれほど多くないので、ハマると大変なことになります。最近では人気の観光地ということで、観光地化の気配を感じる部分もありましたが、雄大な自然はちょっとやそっとの人の数ではびくともせず、訪れる人を包み込んでくれます。

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人形浄瑠璃に関する展示や、観劇が楽しめる阿波十郎兵衛屋敷にも行きました。この施設、僕は小学校か中学校の低学年の遠足的なもので訪れたことがあるのですが、その時は人形浄瑠璃に興味もなく、ただただ退屈な時間を過ごした記憶だけが強烈に残っていて、それから訪れることはなかったのですが、37歳になった今、ここで見るすべてのことが本当に素晴らしく、徳島にこういう施設があることに感激すら覚えてしまいました。しかも訪れた日は、ゴールデンウィーク特別企画として、いつもとは異なる演目が行われていて、これで500円もしない入場料というのだからたまらなくお得です。徳島県で育った子供たちなら、「とりあえず文化的なものを見せておこう」という事で連れて行かれるこの施設ですが、これは幼い頃に訪れても、魅力がわかる人などまるでいませんから、ここは子供の来る場所じゃあない、大人になったらいきなさい的な方向にシフトしてみるのも良いしれませんね。そう言われると、気になって行きたくなったりしませんか。僕は天邪鬼なので、そう言われたら行きたくなります。

いやあ、本当に良かった。30歳を超えたら、ぜひ遊びに行ってみてください。

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カメラ:RICOH GRⅢ