DJI OSMO POCKETとiPhone
片手に収まるハンドヘルドカメラDJI OSMO POCKETを買った。写真というよりは動画を撮るために買ってみたのだが、これが凄く面白い。自撮りをしているわけではないので、主に向けるのは出かけた先の風景だったり街並みだったりするんだけど、記憶よりも鮮明に映るその描写力に驚かされる。スマートフォンで動画を撮るというのもひとつの手だし、一時期はコンデジやミラーレスで撮ってみたりもしたけれど、そうするとどうしても重さと手振れとの闘いが発生する。しかしこのOSMO POCKETときたらとにかく軽くて、手振れ補正もかなり効く。一般的なアクションカムに比べて画角が狭いという弱点も、自撮りをしない僕のようなタイプの人は気にならないだろう。
以下は試しに江ノ島の展望台の上をぐるりとまわりながら撮影した動画を、スマートフォンのOSMO専用アプリで編集したもの。初撮りなのでいろいろ至らないところはあるが、手振れが補正されすぎていて驚く。
このユニークなガジェットをより楽しむためにという言い訳を用意して、 iPhone 11 Pro Maxも買った。三眼カメラの配置から巷で”ボトムズ”と呼ばれているから、色は緑にした。容量は512GB。そんなにあって何に使うんだろうとXS Maxを買ったときも思ったし、結局それは200GBも使わなかったんだけど今回はもうちょっと使うはず。そしてiPhoneのカメラの進化はものすごくて、ついに超広角が実装されてしまったから、半端なコンデジの出番はなくなりそう。僕のような素人レベルなら、高いカメラよりもiPhoneで撮影したほうが綺麗に撮れるということが起こり始めている。端末側で、良い写真を作ってくれる時代になってしまった。
鞄の中のレギュラーは財布と、iPhone、OSMO POCKET、GR3。仕事で後者の2つはほとんど使うことがないけれど、スペースをとらないので持っていて損はない。一眼やミラーレスはもうほとんど持たなくなった。どんどん軽装になっていく。GR3はカメラとしての性能とかiPhoneとの比較を超えて”持っておきたいカメラ”になっている。起動が素早く良い写真が撮れるのだけど、そういうのは別にして持っておきたいのだ。
対してうちの妻は、撮っている感のあるカメラが好きということで、最近ニコンのZ6を買って満足している。撮影した写真を見せてもらったら、なるほど、というクオリティ。僕よりも辛抱強いので、レンズを変えるカメラが向いている。
冬までにまた、旅行に行きたい。