浅葉のブログ

役に立たないことを書きます

古き良きものへの尊敬

徳島県もなかなかの猛暑で、夜ですら外出する気が起きません。

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車での移動が多いので、ほとんど外を歩くことがないのは、田舎ならではの良いところでしょうか。バスや鉄道は一時間に数本しかこないので、公共交通機関を移動手段にしている人はそれほど多くありません。ちなみに、徳島県には、電車が通っていないそうです。いわゆる汽車というやつが運行しており、一両、二両編成くらいのものがガタゴトと線路を走っています。車で移動していると、ところどころで見かけるのですが、東京の電車を見慣れていると、どことなくレトロで可愛らしいです。
暑さから逃げるように車に乗って、自宅と会社を行き来しています。
先日の京都旅行の暑さに懲りたので、しばらく外出せずに、いつにも増してゲームばかりしています。主に遊んでいるのは『オクトパス トラベラー』と、『神獄塔メアリスケルター2』です。どちらも古き良きRPGの趣を残しつつも、新しさを加えた作品となっています。

『オクトパス トラベラー』はとても素晴らしい作品です。あまり情報を仕入れないまま買ったので、遊ぶ前はただクラシックなコマンド選択式RPGかと思っていたのですが、このゲームをふわりと包むレトロな雰囲気は、現在のゲーム技術を凝らして作られたものでした。スーパーファミコン風のゲームかと思いきや、画面を見るとすぐにそれだけではないと気づかせてくれます。懐かしさと、世界の輝きを両立させるフィルターに包まれたゲーム画面は、本当に美しい。古き良きものを、今のプレイヤーに向けて作るために、ノスタルジーを煽るだけではなく、この作品ならではの驚きを用意してくれているのです。古き良きRPGへの尊敬とともに、オリジナリティを混ぜ込んだ作品と言って間違い無いでしょう。昔のゲームが好きな人には良いかもねという作品ではないので、新しいもの好きの方にも是非遊んでみて欲しいです。
ゲームに関しては最近、レトロ風のゲームというものが増えてきました。RPGなどではよく見かけます。しかしその中には、低コストで、昔の作品をただなぞるように作られたものも多く、これならロード時間の短いスーパーファミコンの方が良かったと思うようなものも多いです。古き良きものを、今の時代に刺さるように作るのは、そう簡単なことではありません。