浅葉たいがのブログ

どこかにいるオタクの雑記

徳島、大川原高原のあじさいと風車

徳島県の大川原高原へ、あじさいを観に行きました。今年は例年よりも暑くなるのが早かったためか、あじさいのシーズンの到来がやや早く感じます。どこかに観に行くかと考え始めたときには、もう時すでに遅しという時期でしたが、この高原のあじさいはまさに今が旬とのこと。

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徳島市内から車を40分ほど走らせ、高原のある佐那河内村へ。そこから山道をゆるゆると登ること20分くらいで高原に到着しました。道路や通路のいろいろなところに、たくさんのあじさいが咲いています。色とりどりというわけではなく、青のものがほとんどでしたが、その統一された色使いがとても美しく、日常から離れたような感覚を呼びおこしてくれます。都内に住んでいたときも、関東近郊にあじさいを見に行くことが多かったのですが、ここまで自然の中に、大規模にさいているあじさいを観るのは初めてでした。建物や施設の装飾として、デザインの一部として組み込まれたあじさいとはまた違った迫力があります。
さらに上には、巨大な風車が数台見えます。クラシックな風車ではなく、シャープにデザインされたフォルムが目を引く、金属質のものです。この風車は、風力発電のための風車で、合計15台。真下から見ると、とてつもなく巨大で、重厚です。風車の近くには遮蔽物がなく、何本かの風車はまさに真下から眺めることができます。柱にだって触れられる距離です。当日は風がそれほど強くありませんでしたが、ごうごうと回っていました。満開を迎えたあじさいの花と金属質の風車、一見相性の悪そうなふたつの要素が、その日は青空だったからか、とても相性の良いものに感じられました。

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現在、日本では、風車を立てる計画がいくつかあるようです。その計画を立ち上げる際に、風車を置くことで自然の景観が損なわれるという議論が行われていると耳にしました。自然の中に、もともとなかったものを建てるわけですから、何かしらの変化は起こり、それを受け入れる人もいれば、反発する人も出てきて当然です。風車がその土地の見所になることを期待するという声も少なくはないそうですが、変わってしまうことに責任を取るというのはなかなか難しく、慎重論が出るのも当然でしょう。

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自分が見てきた風車もきっとそうなのだろうと思うと、少し複雑な気持ちになったりしますが、僕の実感としては、それがものすごい景色だったことは確かです。
どこか別の場所で、これからここに風車を立てる、どう思うか、と聞かれたら、僕はその未来や効果を予想できないでしょう。発電効率とか、採算とか、耐用年数とか、そう言った実際の部分にこだわっていくと心配事もでてきそうです。ただ、2018年6月に、遊びにいって、見た光景としては、なかなか衝撃的で、徳島の隠れた見所と言ってもいいのではと思いました。30年後、この風車が動いているだろうか、錆びて朽ちて、動かなくなった風車になったら風情があるのかもと想像してしまうほどに、それは良かった。もちろん30年後も、動いているのがベストなのかもしれませんが。