浅葉のブログ

役に立たないことを書きます

最近楽しいゲームメディアについて

最近、電ファミニコゲーマーとシシララTVというゲームメディアをよく見ています。電ファミニコゲーマーはじっくりと読める対談やインタビューが充実している。最近では『ゼノブレイド』と『ペルソナ』を股にかけた対談が良かった。シシララTVは体当たり的な企画がたまらなく良い。2018年に『センチメンタルグラフティ』の生放送を企画していたりします。
どちらのメディアにも共通しているように見えるのは、最終流行のゲームのプロモーションに重きを置いていないこと。さらに、PVに直結する、リリース記事にも掲載していない。新しいメディアを眺めるときに、単語としてすぐ浮かんできてしまう「マネタイズ」という考え方から遠く離れているように見える。一読者としては、いつまで続けてくれるのだろうかと心配しているけれど、ここ最近ではそのあり方に共鳴した読者やクライアントが増えてきているように感じる。この2つのメディアが、独自の切り口で広告記事をやるようになれば、とても面白いものになるだろうし、需要だってきっと多いだろう。

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僕個人の話でいくと、発売前のゲームの見どころを書いた記事は、前ほど積極的にチェックしなくなりました。新作の情報はSNSで流れてくる記事の見出しや、メーカー公式の生放送などで拾うもので十分に感じる。最近は公式サイトがとても充実しているし、体験版を出すという施作も多い。発売前のこの作品のココが面白いみたいな記事を読んでも、公式サイト以上の情報が得られるものなんてほとんどない。定期的にゲームソフトの発売日カレンダーを見て、欲しいソフトを早めに予約するだけで十分だし、見慣れないタイトルは公式サイトに飛んで内容をざっと確認してから買う。
アプリゲームについては基本的にほぼ無料で遊べるものが多いので、これも配信前のインプレッションを読んで得をすることが少ない。実際にプレイすればすぐにわかるし、お金もかからないし、チュートリアルを終えるくらいなら時間はかからない。そのうえ、メディアが避けがちな「課金圧」といったデリケートな部分やネガティブな面も自分で体験できる。

そんなわけで、最近は、発売後ゲームの記事が面白いメディアを追いかけています。発売日前のインプレッションはそもそも信用していないけれど、しっかり遊んだうえでのインプレッションは好きです。自分の感想と比べたくなる。切り口の面白い記事も、自分にはないものを得ているような感覚が湧いてきて楽しい。