浅葉のブログ

オタクの雑記

電子書籍『VE』Vol.02、場末のバーで行われているゲーム談義をまとめたような一冊が出ました

ゲーメストの元編集長として知られる石井ぜんじさんが監修する電子書籍『VE』vol2にアドベンチャーゲーム関係の原稿を寄稿しました。電子書籍オンリーという変わった形態の本です。

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VE Vol.02(VIDEOGAME EXPLORER)

VE Vol.02(VIDEOGAME EXPLORER)

 

 vol2となる今回は、アドベンチャーゲーム特集がメインです。思い入れのあるアドベンチャーゲームの話ということで依頼を受けたので、そのタイミングで閃いた『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』と『俺達の世界わ終っている。』、この2つのタイトルについて書きました。どちらも、自分のやっているゲームサイトで紹介した作品ですが、読者層も異なるだろうと思い、こちらの書籍にも紹介を兼ねて書かせていただきました。

 

僕が書いている部分は全体のごく一部ですが、石井ぜんじさんが書いた部分はとてもボリューム感溢れるものになっています。石井ぜんじさんというと、ゲーメスト、つまりレトロなアーケードゲームに造詣の深い方というイメージがあるかもしれませんが、今でもバリバリに新作ゲームを遊んでいるのです。アーケードゲームでは『ボーダーブレイク』の現役プレイヤーですし、ファミ通Xbox360ではさまざまなジャンルのゲーム、シューティング、RPG、アドベンチャーなどに積極的に触れられていました。僕は隣の編集部の仕事を請け負うことが多かったのですが、石井さんがゲームレビューのために、いろいろなゲームを長く遊んでいる様子を見ていました。なんというか、とても真摯にゲームと向き合う方なのです。レビュー一つ書くにしても、しっかりとプレイしてから書く。そして、僕みたいな若造の話にも耳を傾けてくれる方です。そんな人が責任編集を務めたこの『VE』、とてもディープでマニアックな本になっています。

インタビューやコラムも豪華です。『レイジングループ』のシナリオライターであるamphibianさんの2万字インタビューは読み応え抜群です。密かに運営しているゲームサイトの方にも、インタビューを掲載させていただいたことがあるのですが、『VE』の方では、「アドベンチャーゲームとは」というテーマに話が及んでいて、とても楽しく読ませていただきました。

そして、『シュタインズ・ゲート』等、科学アドベンチャーシリーズの原作原案を務めるMAGES.会長の志倉千代丸さんによるコラムも載っています。志倉さんのフットワークの軽さと、オタクマインドが大好きで、憧れてやまない僕にはたまらない読み物でした。僕は過去に何度か、科学アドベンチャーシリーズの本や記事やらに関わったことがありますが、この本で初公開となるような話もポロポロ出ています。僕もこのインタビューにいきたかった!(過去にファミ通や、科学アドベンチャーシリーズマニアックスなどでインタビューさせてもらったことがありますが、いつだって記事映えする答えをくれるんです。)


この雑誌の企画の発端について、「小さくてもいいから自由に書ける本をやりたい」と石井さんがおっしゃっていたのですが、まさにその言葉通り、とても自由な本となっています。そこに、豪華なゲストのインタビューやコラムが加わって、どこかの町にある、場末のゲーム談義バーのようになっています。

自分が寄稿しているからとはいえ、本の全貌を見たのは今日が初めてです。
パラパラと読み進めてみたら、ゲーム好きたちが集う空気がふわりと漂ってきて、勢いのままブログを更新してみました。(石井さんには失礼かもしれませんが)気心の知れた仲間で作った同人誌のように感じます。

また、機会があれば、こういう本をやりたいですね。




古き良きものへの尊敬

徳島県もなかなかの猛暑で、夜ですら外出する気が起きません。

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車での移動が多いので、ほとんど外を歩くことがないのは、田舎ならではの良いところでしょうか。バスや鉄道は一時間に数本しかこないので、公共交通機関を移動手段にしている人はそれほど多くありません。ちなみに、徳島県には、電車が通っていないそうです。いわゆる汽車というやつが運行しており、一両、二両編成くらいのものがガタゴトと線路を走っています。車で移動していると、ところどころで見かけるのですが、東京の電車を見慣れていると、どことなくレトロで可愛らしいです。
暑さから逃げるように車に乗って、自宅と会社を行き来しています。
先日の京都旅行の暑さに懲りたので、しばらく外出せずに、いつにも増してゲームばかりしています。主に遊んでいるのは『オクトパス トラベラー』と、『神獄塔メアリスケルター2』です。どちらも古き良きRPGの趣を残しつつも、新しさを加えた作品となっています。

『オクトパス トラベラー』はとても素晴らしい作品です。あまり情報を仕入れないまま買ったので、遊ぶ前はただクラシックなコマンド選択式RPGかと思っていたのですが、このゲームをふわりと包むレトロな雰囲気は、現在のゲーム技術を凝らして作られたものでした。スーパーファミコン風のゲームかと思いきや、画面を見るとすぐにそれだけではないと気づかせてくれます。懐かしさと、世界の輝きを両立させるフィルターに包まれたゲーム画面は、本当に美しい。古き良きものを、今のプレイヤーに向けて作るために、ノスタルジーを煽るだけではなく、この作品ならではの驚きを用意してくれているのです。古き良きRPGへの尊敬とともに、オリジナリティを混ぜ込んだ作品と言って間違い無いでしょう。昔のゲームが好きな人には良いかもねという作品ではないので、新しいもの好きの方にも是非遊んでみて欲しいです。
ゲームに関しては最近、レトロ風のゲームというものが増えてきました。RPGなどではよく見かけます。しかしその中には、低コストで、昔の作品をただなぞるように作られたものも多く、これならロード時間の短いスーパーファミコンの方が良かったと思うようなものも多いです。古き良きものを、今の時代に刺さるように作るのは、そう簡単なことではありません。

 

京都旅行2018.7

久々に京都に行ってきました。徳島から京都までは車で3時間くらい、ちょっとした小旅行です。以前に京都を訪れたのは4年くらい前。古都らしい色々な建物、神社や寺などを観たのですが、今回はその時回りきれなかった場所や、雑誌やネットで見かけて気になっていた場所を散策してみました。

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国内旅行に行くのはいつも唐突です。晴れているから行こう、ということが多いです。そして、今回は、幸いにも京都の宿にいくつか空室があり、SAKURA TERRACEというところに宿泊することにしました。写真一枚だけで決めた宿だったのですが、驚くほど快適で、開放感のある場所でした。吹き抜けの中にあるバーカウンター、空が見える場所に置かれたソファ、清潔で程よい広さの大浴場。宿泊者だけが利用できるレストランは、驚くほどリーズナブル(一皿1000円しないものがほとんど)でした。

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京都はもともと海外からの観光客の方が多いのですが、このSAKURA TERRACEにも、いろいろな国の人が来ているようでした。僕たちがオープンなラウンジでひと休みしている時間帯は、周りが海外の方ばかりで、日本なのに異国に来ているような感覚。フリードリンクとして、コールドブリューグリーンティーが置いてありました。いわゆる水出し緑茶なのですが、なんだかこの空間で飲むと、とても清冽なものに感じます。

ホテルを出て猛暑の中まず向かったのは、「うさぎ」で有名な岡崎神社。京都の主要な観光地から少し離れているので、近くの駐車場に車を停めることができました。
ここでは「うさぎ」をモチーフにしたおみくじを販売しています。このおみくじは観光情報誌や、インスタ映えとして取り上げられることの多いのですが、実物もとても可愛らしいです。白と薄紅色、二種類のうさぎのおみくじがあって、色だけでなく、ちょっとした個体差もあるようでした。自分と奥さんの分、二つおみくじを買いました。

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岡崎神社を出た後は、南禅寺を少し散策。38度くらいある中を歩いてみたところ、10分くらいでへとへとになってしまいました。とてつもない気温に圧倒されて、逃げるように車に乗り、次の目的地である喫茶店ソワレの近くに向かいました。ここのゼリーポンチという食べ物が、なんとも可愛らしいのです。うさぎもそうですが、今回の旅は、インスタ映えを追いかけるような形になってしまいました。味は、想像していたものとは違って、懐かしく、ちょっとほろ苦いものでした。青い光に包まれた店内は、この日の熱さを少し忘れさせてくれました。

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夜は気温も少し下がったので、八坂の塔周辺を散歩してみました。このあたりは、昼間はとても賑わっているのですが、夜は多くのお店が閉まるからか、ずいぶん静かになっていました。前回来た時も、同じ場所を訪れたけれど、立ち止まって街並みや建物を観るということをしなかったことを思い出しました。一つでも多くの場所を訪れたいという気持ちでいっぱいで、今思えば、余裕のある観光ではなかったのかもしれません。

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ゆっくりゆっくり夜の道を歩いていると、京都という町の良さがじわりと染み込んでくるようでした。昼間の炎天下の中、散歩しているときは、夏の京都の気温にちょっとたじろいていましたが、ふと立ち止まる時間があると、ずいぶん考えも変わるものです。

まだまだ見てない場所もたくさんあるので、機会を作って再訪したいですね。